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 平成15年1月26日作成

電子カルテが持つべき機能
  基本構造
1,総合的な診療支援システム
 ・診療録  
 ・画像データ管理  
 ・文書発行 紹介状、転医状、診断書、証明書など  
 ・オーダリング
    検査(6−G参照)  
    処方  
    処方箋  
    処置など  
 ・予約
    電話やインタネットでの予約システムとの連動できる  
 ・窓口会計システムへの情報伝達
    レセコン機能  
    ORCAとは情報伝達ができる  
 ・データのやり取りが容易  
 ・地域でのデータネットワーク(患者データの共有)   
 ・データを共有することで大規模スタディ   
 ・患者が私的データを所有できる  
2,伸縮性
 ・基本機能
    外来小児科標準仕様を用意する  
   利用者の必要に応じた 肉付け機能
        カスタマイズ機能  
       自分だけが使う機能を追加できる  
          マクロ機能
          簡易プログラム機能  
 ・ 画面の自由度が高い  
    画面表示のカスタマイズ機能
      フォントの選択ができる
      画面配置の自由度が高い
      ポップアップ機能
      複数モニターに表示できる
3,カルテの電子記録の要件を満たす  
  1 見読性(読める)
  2 真正性(改ざんできない)
      修正記録、修正した日時、修正者氏名、修正のログが残る
      バックアップセンターの提案
  3 保存性(長期保存能力)
  4 個人の秘密の保護
  基本コンセプト
1,会員参加型  
  学会員が色々な意見、要望を言え、会員参加で作り上げていける電子カルテ
    ----単なる消費者でなく、製作者にもなる
A 公開
 1 機能の公開  
    公開機能の著作権は本検討会にある
 2 プログラムは可能な限り公開する
 3 オープン・クリニック
    希望者に電子カルテ使用クリニックの運用現場を公開する
B 使用者とのコミュニケーションと即応体制
 1 プログラマとの連携  
    ----プログラマとの対話
         現場がわかるプログラマ
         意見や要望にプログラマからの応答がある
           ホームページ、メーリングリスト、ニューズレターを活用する
 2  トラブルに即応できる  
(例) ・ メーリングリストによるサポート  
   ・ 電話・ホームページによるサポート
        電話、モデムを介してサーバーに介入してサポートする
   ・ 対面サポート
   ・ 分かり易いユーザー・マニュアル  
        ビデオ付きマニュアル
C OS依存性でないもの  
    どのOSにも対応可能なプログラム、システム、機能
具現すべき度合いの段階
A 必ず具現すべきもの
B できる限り具現できることが望ましいもの
C 必要者にオプションとしてつけられるとよいもの
2,臨床研究に使える電子カルテ
A 検索能力の優れたもの  A
    記載されたものは総て検索できる  A
    自由度の高い検索機能を持つ  A
      全文検索  A
      条件検索、複合検索  A
      あいまい検索  A
      類似語検索  B
    検索条件設定画面がある  A
      検索帳票の画面表示(印刷)項目を指定できる  A
    検索スピードが速い  A
(例) 日誌
    時系列集計
      期間(曜日、週、月、季節、年、年代)を区切った集計
    年齢集計
    個人集計、家族集計、地域集計
    主訴検索
    病名検索
    医療行為検索
      検査、治療行為、投薬、健診、予防接種、紹介、転医
    文字検索
      非医療情報、未解決問題、問題点、気づき、発見  
B 検索結果の表示機能にすぐれる  A
      診療判断に役立てる  A
      研究に役立てる  A
    時系列データの一覧、グラフ表示が容易  A
      基準値の表示  A
    一覧表示(リスト)機能  A
    簡易グラフ化機能を持つ  B
      検索データの記述統計やグラフを容易に移せる  B
      (副次的機能)診察室での判断資料になる  B
C 自由ないし特殊目的記載欄をもつ  A
    研究事項の記載  A
    記載方法のカスタマイズ機能  A
D 国際コード、国内コードが使用できる  A
    ICD10、ICPC2、ICHPPC−2、国際処置コード、など  A
    厚生労働省マスター、日本薬剤コード  A
    コード間コンバーターの作成と内臓  B
    傷病名の自由度の確保  B
E 記述方法の標準化に対応できる  A
    情報交換規約----HL7, Merit-9, DICOM  A
F データの読み込み書き出しをユーザーができる  A
(例) システム更新時の容易なデータ移行
     他の電子カルテに移行  
        日医総研ORCAなど  
     他のソフトに移行----データース、表計算、統計、経理、グラフ、ワープロ  
G 医療機関同士のネットワークが組める  B 
    個人情報の守秘機能が確保できる
      感染症定点観測データの収集  
      病診連携、診々連携  
      多施設研究、大規模スタディ、臨床疫学研究に参加できる  
    相手の診療録に入り込める  
      提携をしたもの同士のみ  
H 文章の半自動作成ができる  A
    頭書き・サマリーなどの作成  
3,医療判断の質の向上が図れるカルテ
A 医療判断の質の向上が図れるカルテ記載能力  A
  受診者情報
    受診者の非医療情報の記載欄  A
      生活暦、信条  A
    受診者の意向の記載欄  A
      患者の心配、質問、要望、要求(予診情報)  A
      informed consentの記載欄  A
    主訴の受診者用語による記載  A
  医師情報
   SOAP形式で記載できる  A
   研究・学習用の記載欄をもうける  A
(例) 未既決問題・気づき・発想・発見
B 受診者の時系列情報を要約して瞬時に見れる  A
  未既決情報、診断歴情報、薬暦等がカルテ記載中に可視的である  A
  検査・測定情報の時系列グラフ化ができる  A
C 医療判断の質の向上がはかれる  B 
    ・判断支援  B
    ・診断支援  B
        問診、身体診察、検査、診断  
    ・マネージメント支援  B
        処方支援  
          処方示唆、薬用量示唆、副作用示唆  
          併用禁忌、年齢禁忌、特定物質禁忌、アレルギー禁忌、  
    ・薬剤情報提供  A
    ・患者学習支援  B
D 複数の端末から読み書きができる  A
(例)  スタッフが利用できる  
    往診に使える  
4,患者満足度の向上
A 受診者情報の記載欄の充実(再掲)  A
B カルテを受診者に見せて説明できる  A
    説明のための絵、グラフ、資料のポップアップ  B
  患者へ渡す説明文の印刷  B
(例)  受診の手引き  
    傷病の説明  
    家庭での養生法  
    緊急時対処法  
C カルテ公開が可能  A
  患者にデータを持たせることができる  A 
D 患者の自己健康管理支援  B 
    患者が自分の健康日誌を書き込める  C
    患者の健康日誌を参照できる、これをカルテに取り込める  B
    患者の健康日誌に検査データを転送したり、医師の助言を書き込める  C
5,小児科としての使い勝手のよさ
予防接種、健診、自由診療を保険診療とない交ぜにして扱える  A
  保険診療とその他は別ファイルにできる、ブラウザでどれもが一緒に参照できる  A
時系列表示  A
年齢に応じた基準値  A
年齢、体重、体表面積に応じた表示  A
家族カルテの表示の容易性  A
6,カルテとしての使い勝手のよさ
A 導入時に、すぐ使える、  A
  必須事項、汎用事項が入力されている  A
  納入時に使える  A
B 強力な使用環境のカスタマイズ機能(再掲)  A
  自分で機能が追加できる  A
C 画面配置の自由度が高い(再掲)  A
  画面配置のカスタマイズ機能  A
  他の画面が今の画面を終了しなくても見れる  A
  ウインドゥのポップアップ機能  A
  複数モニターに対応できる  B
    画面の切り替え不要  B
    患者が記載を見れる  A
D 記載の省力化、記載時間の短縮ができる  A
  マウスや画面タッチで殆どに対処できる  A
  入力画面に対応した文字変換方法の自動設定  A
  汎用用語の提示  B
    定型文の提示  B
    セット用語の提示  B
      テンプレート  B
  自由文が入力できる  A
  紹介状などの文書発行で頭書きができる(再掲)  A
    半自動発行  A
    検査などのデータを、再入力せずに、転記できる  A
  ペンタッチやマウスで絵が書ける  B
    定型的画像の内臓  B
  検査データの電話回線ないし記憶媒体からの自動取込  B 
    検査会社を指定すると取り込めるようになる  
E スキャナー入力ができる  B
  紙面による紹介状、報告書などの画像としての入力  A
  デジタル画像の入力ができる  A
    写真、X線写真、心電図、脳波、エコー、CT、MRI  A
F 十分な確認機能がある  B 
  訂正催促      ----明らかな入力ミスに対して  B 
  警告        ----薬剤相互作用、薬量の誤りの疑い  B 
  注意        ----記入漏れの疑い  B
  既往、未了作業の明示----処方箋発行  B
  提示(再掲) ----問診、身体診察、診断、治療行為、処方、指導内容の例示  B 
G 事務の省力化  A
  受診予約  A
    独自の予約台帳がある  B
    電話ないしインタネットによる既存自動予約システムと連動できる  B
    予約台帳と診療録とが患者番号をキーに連動できる  A 
  検査予約  B
  オーダリング  B
    オーダー内容を端末に表示できる  A
    ラベル・伝票が印刷できる  B 
7,経済的に見合う価格
  ソフトだけで販売可能  A